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発表 ばっ気処理と施用法の異なる乳牛スラリーが土壌のαグルコシダーゼ活性に及ぼす影響

作成年度 1999年度
論文名 ばっ気処理と施用法の異なる乳牛スラリーが土壌のαグルコシダーゼ活性に及ぼす影響
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2000/01/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土壌保全研究室大矢 朋子(OYA Tomoko)
抄録
土壌微生物活性の指標であるα-グルコシナーゼ活性を、標準施容量の2.5倍程度の乳牛スラリーを施用した室内実験で測定し、スラリーのばっ気と施用法の影響を調べた。無ばっ気スラリーを土壌に緩和すると、α-グルコシダーゼ活性は急激に上昇し、その後は速やかに低下して約2カ月後には混和前と同程度に戻った。ばっ気スラリーでは活性の変化はなかった。またバイオマス窒素はスラリー混和によりやや増加したが、ばっ気の有無による明確な差はなかった。土壌カラムに無ばっ気スラリーを表面施用してかん水をした。土壌表面に膜状に残存したスラリー残渣では、α-グルコシダーゼ活性は非常に高い値であった。しかし土壌の活性は、スラリー残渣と接している部分(深さ0~2.5cm)でやや高くなる傾向があったものの、それより下部ではほとんど影響がなかった。したがって、表面施用は混和に比べて、スラリー施用の影響が少ないことが明らかになった。
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