作成年度 | 1999年度 |
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論文名 | 凍結防止剤浸漬下におけるコンクリートの長期凍結融解劣化挙動 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2000/01/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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北海道開発局事業振興部技術管理課 | 熊谷 守晃(KUMAGAI Moriaki) |
材料研究室 | 嶋田 久俊(SHIMADA Hisatoshi) |
材料研究室 | 遠藤 裕丈(ENDOU Hirotake) |
抄録 |
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冬期間、北海道のような積雪寒冷地では、塩化物系の凍結防止剤が多量に散布されている。塩化物がコンクリートの凍害劣化を促進させることは広く知られている。凍害は表面剥離が特徴的で、早期は剥離の程度が目視観察されるだけで、組織の緩みにより内部に蓄積される塩分、その他の劣化因子が将来にわたって及ぼす影響は軽視される傾向にあるせいか、表面剥離の長期的な劣化挙動に関するデータはほとんどない。筆者らは現在、剥離抑制策について検討を行っているが、そのためにはコンクリートの長期凍結融解劣化挙動について把握する必要がある。そこで、表面剥離の発生形態に及ぼす塩化物水溶液による長期凍結融解作用の影響について調べた。その結果、たとえ水セメント比を低くした配合でも、表面剥離で型枠面が一気に崩壊する場合もあることが明らかになり、剥離抑制策の検討にあたって、水セメント比以外の要素も十分考慮する必要があることがわかった。 |
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