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発表 暗渠疎水材の疎水材として用いた貝殻及び埋木チップの効果と耐久性

作成年度 1999年度
論文名 暗渠疎水材の疎水材として用いた貝殻及び埋木チップの効果と耐久性
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2000/01/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土壌保全研究室石渡 輝夫(ISHIWATA Teruo)
農業土木研究室中村 和正(NAKAMURA Kazumasa)
土壌保全研究室岡本  隆(OKAMOTO Takashi)
土壌保全研究室宍戸 信貞(SISIDO Nobusada)
前土壌保全研究室森川 俊次(MORIKAWA Syunzii)
抄録
泥炭土の草地で、ササを被覆材として用いた慣行的な暗渠排水(慣行区)を対象とし、地域の産業廃棄物であるホタテ貝殻を疎水材とした暗渠排水(貝殻区)及び埋牧チップを疎水材とした暗渠排水(チップ区)の3区を設け、暗渠排水の効果、疎水材の耐久性及び暗渠管からの排水の水質を3年間にわたって調べた。降雨後の地下水位は貝殻区やチップ区で慣行区よりも低く推移し、これらの疎水材の効果を示した。[*]貝殻区の排水は慣行区に比べ、pHやECあるいはCa濃度が高く、貝穀の溶出を示したが、重量の減少は2年間で1~2%であり、貝殻の疎水材として耐久性はかなり長いものと推定された。一方、附帯明渠に水没させた貝殻の重量減少は、平均で30%弱で、通年的に水漬されるような条件での貝殻の耐久性は短いものと考えられた。暗渠排水中の鉄濃度は、貝殻区で慣行区よりも低く、疎水材貝殻区は鉄堆泥の防止効果が期待された。
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