作成年度 | 1999年度 |
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論文名 | 50数年経過したコンクリートの物理、化学的特性と耐久性 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 150年曝露試験に向けて |
発表会 | |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2000/01/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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材料研究室 | 熊谷 守晃(KUMAGAI Moriaki) |
日銭セメント㈱ | 星 俊彦 |
北海道大学 | 佐伯 昇 |
(財)北海道コンクリート技術センター | 太田 利隆 |
抄録 |
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50数年間、寒冷地に曝された初代十勝大橋のコンクリートの耐久性の評価を種々の手法により実施した。その結果、コアの圧縮強度は建設時の28日恒温養生の1.8~2.0倍と著しい強度増進が認められた。この増進はセメントが粗く、ビーライトが多いことに起因する。平均中性化速度係数から判断するとコンクリートの品質はプレキャストコンクリートの製造状態に担当し、良好な施工が行われていたことがわかった。構造物の部位により劣化状態が多少異なるが、全体的に中性化等による劣化は表層のみに止まっており、現段階での劣化は軽微であった。凍結融解実験(JSCE-G501法)によって耐凍害性を調べた結果、凍結融解に対する抵抗性はかなり低いが、水はけや石張りなどにより水の供給を少なくしたことが耐凍害性を確保できたと考えられる。 |
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