作成年度 | 2000年度 |
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論文名 | 地形性湧昇流の効果予測モデルについて |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 日本水産工学学術講演会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2000/06/08 ~ 2000/06/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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日本データサービス | 松本 英明 |
室蘭開発建設部苫小牧港建設事務所 | 北原 繁志 |
水産土木研究室 | 福田 光男(FUKUDA Mitsuo) |
水産土木研究室 | 坪田 幸雄(TSUBOTA Yukio) |
日本データサービス | 三船 修司 |
抄録 |
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天然礁の周辺では、海底の突起物による地形性湧昇流によって、中底層の栄養塩が有光層へと持ち上げられ、それが植物プランクトン類に転換されることで、好漁場海域となるといわれている。近年、この考え方を基にした人工的な湧昇流発生構造物は、北海道開発局においても苫小牧港西港沖合の捨土マウンドがあり、基礎生産力の増大による新たな漁場の形成が確認されつつある。[*]一方、これらの海底構造物による漁場造成は発展段階にあり、実海域での生物生産効果を事前に定量的に予測する効果予測モデルの開発が必要といえる。[*]本報告は、流動モデルとしてマルチレベルモデルを用い、そこに富栄養化の解析に用いられている生態系モデルを組み込んだ湧昇流効果モデルを提案し、実海域での適用例として苫小牧港西港沖合の捨土マウンドを対象に、その有用性を明らかにした。その結果、①流動モデルによる湧昇流シミュレーション結果は、現地観測による湧昇流の鉛直連流の再現が出来た。また、水温、塩分の分布が同様の傾向を示した。②生態系モデルによるマウンド周辺の植物プランクトンの計算結果は、現地観測による植物プランクトンの濃度分布の特徴が再現できた。 |
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