作成年度 | 2000年度 |
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論文名 | 開放性砂浜域に生息する潜砂性二枚貝の波による放出特性 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 日本水産工学会学術講演会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2000/06/08 ~ 2000/06/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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北海道大学 | 菅沼 剛(SUGANUMA Tsuyoshi) |
水産土木研究室 | 福田 光男(FUKUDA Mitsuo) |
北海道大学 | 山下 俊彦(YAMASHITA Toshihiko) |
抄録 |
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北日本沿岸の開放性砂浜域には有用潜砂性二枚貝であるウバガイ、エゾバカガイ、サラガイ等が生息している。開放性浅海砂浜域は、常時波浪が作用し海底微地形が変動する厳しい環境である。これらの二枚貝はその環境にうまく適応して生息している。しかし、高波浪により二枚貝(特に稚貝期)の減耗が発生し、二枚貝の資源量を減少させる大きな要因となっている。[*]そこで本研究では、エゾバカガイ、サラガイの稚貝を対象として、振動流装置等を用い、静水下での稚貝の潜砂速度、潜砂深さ、および振動流下での放出特性を明らかにした。この結果、①バカガイ、サラダイの潜秒速度は、ほぼ殻長Lに比例する。また両月とも殻長が20mmを超えると潜砂速度が一定になる傾向がある。②両貝の潜砂深さLdは、殻長Lに比例し、その値はサラガイがLd=2L、バカガイがLd=0.2Lである。なおウバガイはLd=0.5Lであることがすでに分かっている。③振動流下での放出確率は、サラガイでは殻長Lに反比例するが、一方バカガイは殻長によらず一定で、振動流速が大きいと小さくなる。 |
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