シンボルマーク独立行政法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

発表 地震観測記録に基づく道路盛土地盤の地震時挙動の模討

作成年度 2000年度
論文名 地震観測記録に基づく道路盛土地盤の地震時挙動の模討
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第35回地盤工学研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2000/06/13 ~ 2000/06/15
所属研究室/機関名 著者名(英名)
飛島建設㈱三輪 滋(MIWA Shigeru)
土質基礎研究室西川 純一(NISHIKAWA Jun’ichi)
土質基礎研究室江川 拓也(EGAWA Takuya)
飛島建設㈱大野 孝二(OONO Kouji)
土質基礎研究室林 宏親(HAYASHI Hirochika)
飛島建設㈱池田 隆明(IKEDA Takaaki)
抄録
苫小牧市北東部のウトナイ湖近傍の液状化の可能性がある軟弱な表層地盤およびその地盤上に築造された道路盛土の地震動増幅特性を検討するため、地震計と間隙水圧計を設置したアレー観測が実施されている。これから得られたいくつかの地震の記録に基づいて、地震時における道路盛土の挙動を検討したところ、以下のことが明らかとなった。[*]1)盛土底部の最大加速度は、自由地盤の地表面より小さくなるが、盛土天端では底部の1.1~1.35倍程度の増幅している。一方、最大変位は、増幅がほとんど見られない。[*]2)盛土の加速度時刻歴は底部と天端では、ほぼ同位相で挙動しているが、振幅は天端で増幅している。[*]3)フーリエスペクトル比から、低振動数の増幅は、6Hz以上の振動数で盛土固有の振動が現れる。[*]4)盛土の卓越振動数が高いこと、地震動成分が低振動数であることから、地震動については、地盤内の増幅が支配的で盛土部分の増幅の影響は小さかったと考えられる。
本文閲覧ご希望の方は、直接、当該学会等にお問い合わせください。
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.