作成年度 | 2000年度 |
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論文名 | カワヤツメ(Lanpetre japonicum)幼生生息場の創出の試み |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 応用生態工学研究会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2000/09/19 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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小樽開発建設部 | 見延 昇(MINOBE Noboru) |
河川研究室 | 井出 康郎(IDE Yasurou) |
(社)北海道栽培漁業振興公社 | 中尾 勝哉(NAKAO Katsuya) |
抄録 |
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北海道におけるカワヤツメは石狩川や尻別川などの日本海に注ぐ河川で主に魚獲され、内水面漁業の重要な資源になっている。本種幼生は、孵化後4年近くを河岸部のシルト質を多く含む泥や砂質泥に体を埋没させて生息していることが、これまでの研究で明らかになっているが、生態的にはまだ不明の点が多い種である。浚渫などの人為的な要因による撹乱を受け、低水路河岸部の法面が直線化した場合、河岸部の掛け上がりなどを主な棲み場としているカワヤツメ幼生や底生性魚類等にとって生息場の消滅や減少が憂慮される。[*]本研究は、これまで調査されたカワヤツメ幼生の条件から、生息場の環境条件の仮説を『河岸部に軟泥が堆積し流速の遅い緩流域を造成すれば、カワヤツメ幼生の生息場や採餌場ができる』と設定し、浚渫工事等による河岸部の改変の保全対策を立案するための一つの試みとしてとして、カワヤツメ生息場の試験的な施設造成とその効果の検証を行ったものである。 |
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