作成年度 | 2000年度 |
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論文名 | 寒冷地港湾周辺の底質とマクロベントス群集についての一考察 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 寒地技術シンポジウム |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2000/11/08 ~ 2000/11/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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北海道大学 | 山下 俊彦(YAMASHITA Toshihiko) |
北海道大学 | 菅沼 剛(SUGANUMA Tsuyoshi) |
水産土木研究室 | 福田 光男(FUKUDA Mitsuo) |
北海道大学 | 久野 能孝(HISANO) |
抄録 |
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開放性砂浜域では、沿岸構造物の建設に伴う波浪、流況の変化が、底質環境や底生生物の生息環境に影響を及ぼしており、その影響を把握することは重要である。そこで本研究では寒冷地における海域の異なった港湾、石狩湾新港と苫小牧港の周辺海域においておこなわれた調査をもとに、底質とマクロベントスの関係を明らかにし、沿岸構造物の建設が生態環境に与える影響を考察する。その結果、①底質は中央粒径とふるいわけ係数により3つにグループ化ができる。②底質の各グループの空間分布は、グループ1が河口域と港内、グループ2が深い水域、グループ3が中位以浅に分布する。③底質グループとマクロベントス群集の空間分布がおおむね重複する。④これから沿岸構造物を反映した波浪、流況が底質を変化し、結果として底生生物群集に影響を与える。⑤マクロベントス群集の優占種は、底質のシルト・粘土含有率が高い地点には好泥性のギボシイソメが、低い地点には好細砂性のカナブツイソメが優占する。 |
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