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発表 冬期道路とヒューマン・ファクターに関する研究

作成年度 2000年度
論文名 冬期道路とヒューマン・ファクターに関する研究
論文名(和訳)
論文副題 -吹雪による視程障害時のドライバーの運転挙動-
発表会 土木学会北海道支部 年次講演会
誌名(No./号数)
発表年月日 2001/02/03 ~ 2001/02/04
所属研究室/機関名 著者名(英名)
防災雪氷研究室金子 学(KANEKO Manabu)
日本気象協会北海道支社丹治 和博(TANJI Kazuhiro)
防災雪氷研究室加治屋 安彦(KAJIYA Yasuhiko)
防災雪氷研究室松澤 勝(MATSUZAWA Masaru)
抄録
積雪寒冷地の冬期道路は、吹雪等による視程障害や滑りやすい雪氷路面等のため、非常に厳しい運転環境となっている。視程障害時には、前走者のテールランプを目標に短い車間距離で追従走行する例が多く見られるが、こうした状況下では、前走者の減速や停止に対して適切な回避が要求される等、冬期事故の発生にはドライバーの運転挙動が大きく関与すると考えられる。[*]このため、一般道路における冬期視程障害時の運転挙動実験を行なった。その結果、視程の低下に伴って走行速度が低下する他、加減速等の車両挙動の変動や、ハンドル操作の変動が増大する傾向にあることがわかった。また、厳しい視程障害の下では視程の変動等、状況変化に伴うブレーキ操作も見られた。視的目標物が乏しい吹雪時には、周辺車両や視界等変動により急な減速を生じやすい状況にあり、こうした車両の挙動変化が、事故や錯綜の誘因となる恐れも高いため、引き続き検討を行ないたい。
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