国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

発表 プラスチックドレーン工法の泥炭性軟弱地盤への適用

作成年度 2000年度
論文名 プラスチックドレーン工法の泥炭性軟弱地盤への適用
論文名(和訳)
論文副題
発表会 地盤工学会北海道支部技術報告会
誌名(No./号数)
発表年月日 2001/02/06 ~ 2001/02/07
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土質基礎研究室江川 拓也(EGAWA Takuya )
土質基礎研究室西川 純一(NISHIKAWA Jun’ichi)
土質基礎研究室林 宏親(HAYASHI Hirochika)
札幌開発建設部石塚 達也
抄録
泥炭地盤におけるバーチカルドレーン工法については、サンドドレーン工法の圧密促進効果はないといわれている。しかし、プラスチックボードドレーン工法については、その改良効果が検討された事例は少ない。そこで、北海道の泥炭地盤において、プラスチックボードドレーン工法の試験施工が実施された。その結果、以下のことが明らかとなった。[*]①試験施工を通じて、泥炭性軟弱地盤対するプラスチックドレーン工法の圧密促進効果とそれに伴う限界盛土厚の増加、すなわち盛土の安定性に関する改良効果が確認された。[*]②無処理区間と比較してドレーン区間では、1/4程度の水平変位量にとどまっており、周辺地盤変形(側方流動)の低減効果も認められた。[*]③動態観測の結果を松尾・川村の安定管理図を用いて整理し、それから盛土の安定度を推測した。その結果、盛土厚2.4mにおける無処理区間の安全率は約1.2であったのに対し、ドレーン区間では約1.4であった。この差0.2がドレーン工法による改良効果ととらえることができる。[*]④圧密による強度増加を考慮した円弧すべり計算を行った。その結果、盛土施工終了時のドレーン区間の強度増加率は、通常設計で用いられる値1.2~1.7倍を示した。
本文閲覧ご希望の方は、直接、当該学会等にお問い合わせください。
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.