作成年度 | 2000年度 |
---|---|
論文名 | 沿岸構造物における魚類の産卵礁機能に関する一考察 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 苫小牧東港におけるハタハタの産卵と波浪の関係について |
発表会 | 北海道開発局技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2001/02/20 ~ 2001/02/22 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
水産土木研究室 | 永田晋一郎(NAGATA Shinichiro) |
水産土木研究室 | 福田 光男(FUKUDA Mitsuo) |
水産土木研究室 | 丸山 修治(MARUYAMA Shuji) |
抄録 |
---|
苫小牧東港で建設された防波堤で、昭和46年以降漁獲量が減少傾向にあったハタハタの産卵が確認された。この要因として、ハタハタの産卵基質として適しているウガノモクと呼ばれる海藻の分布が多いことが考えられた。そこで本研究では、ハタハタ産卵場の創出環境を明らかにするため、ウガノモクの生育環境条件について着目し、現地調査(光環境・波浪環境調査)を実施した。[*]その結果、①ハタハタの産卵場で産卵基質となった海藻が生育する水深帯は、光減衰率を用いて設定することができ、その範囲は光減衰率0.07~0.09以上の範囲に相応する。②苫小牧東港でハタハタの産卵基質となったアカモク、ウガノモク、などのホンダワラ類の生息環境は底面軌道流速の50%未超過流速で示すと、0~2.5cm/sの範囲に分布する、ことが明らかになった。 |
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 |