国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 様似漁港海水交換型護岸の水理特性と効果について

作成年度 2000年度
論文名 様似漁港海水交換型護岸の水理特性と効果について
論文名(和訳)
論文副題
発表会 北海道開発局技術研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 2001/02/20 ~ 2001/02/22
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水産土木研究室丸山 修治(MARUYAMA Shuji)
室蘭開発建設部浦河港湾建設事務所千葉  仁
水産土木研究室福田 光男(FUKUDA Mitsuo)
抄録
港湾・漁港の拡張に伴って港奥部の海水が停滞し、その結果、港内の水質悪化ヘドロの沈殿などが生じ、悪臭の発生や海水の利用に支障などが生じる場合がある。これを解消する方法として、有孔堤などの海水交換機能を持った防波堤や護岸が考えられ、その1つに様似漁港の遊水部付有効護岸がある。これは堤体に導水孔を設け、前面に遊水部を設置することによって、遊水部内で生じる水位上昇を利用して外海の海水を港内に流入させて海水交換を促進し、港内の水質改善を図るものである。本文では、様似漁港の遊水部付有孔護岸周辺で、流動及び水質変化を確認するために行われた調査結果に基づき、海水交換特性と水質変化について検討する。その結果、①導水孔内の平均流速は、波高に比例するものの、周期および波向の影響は殆どない。②海水交換は、港外側遊水壁天端と水位が同じか若干水没する場合に最も大きい。また流向は、港外側遊水壁より水位が高い範囲では港外側の流れも生じる。③港内側遊水部と減勢工により、水面利用に影響を及ぼさない静穏度が保たれた。④海水交換型護岸により港内の水質改善が計られた。
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