作成年度 | 2000年度 |
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論文名 | バイオガスプラントにおける発酵効率 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | -エネルギー収支と原料の性状変化- |
発表会 | 北海道開発局技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2001/02/20 ~ 2001/02/22 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土壌保全研究室 | 岡本 隆(OKAMOTO Takashi) |
土壌保全研究室 | 石渡 輝夫(ISHIWATA Teruo) |
土壌保全研究室 | 石田 哲也(ISIDA Tetsuya) |
抄録 |
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M牧場の酪農ふん尿を主原料とするメタン発酵プラントにおいて、投入原料、生成消化液の量と性状変化、生成バイオガス量、発電量などを計測し、メタン発酵の効率を調査し、以下の結果を得た。1)原料スラリーの希釈はバイオガス発生の減少をもたらすようである。2)少量のミルク廃液(脂肪分)の投入はバイオガス発生の増加をもたらすようである。3)バイオガスの消費量(=発生量)は原料1m3当り31.4m3と、当初計画の32.3m3に匹敵する良好な値であった。4)バイオガス1m3当たりの発電量は1.5kwhであった。5)発酵槽の液温は2℃程度の変動はあるが、中温発酵の適温:37℃を保持していた。6)バイオガス中のメタン濃度は、理論値である60%を保持していた(本稼動中の値)。7)二次発酵槽に直接原料が投入された後に硫化水素濃度が高まる現象が見られた。このことは生物脱硫の反応が緩慢で、脱硫が硫化水素発生に追従できないことが原因と考えられた。 |
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