作成年度 | 2014年度 |
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論文名 | 地下灌漑が可能な大区画水田整備地域を対象とした配水シミュレーション |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第737号 |
発表年月日 | 2014/10/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水利基盤チーム | 中村 和正(NAKAMURA Kazumasa) |
北海道開発局旭川開発建設部富良野地域農業開発事業所(前 水利基盤チーム) | 古檜山 雅之(KOHIYAMA Masayuki) |
水利基盤チーム | 酒井 美樹(SAKAI Miki) |
抄録 |
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北海道の大規模水田地帯では、担い手への農地集積が進み、近い将来には戸当たり30ha 程度の大規模経営になると予測されている。そのため、作業効率の向上や水管理等の省力化を目的とした農業基盤の整備が急務となっている。農業農村整備事業では、これらの課題に対する解決手法の一つとして、地下灌漑と地下水位制御が可能な大区画水田圃場の整備を進めている。このような整備が行われると、圃場における水管理の変化が生じる。本研究では、パイプライン化を伴う大区画水田圃場整備地域での円滑な配水管理技術の開発に寄与することを目的として、整備後の用水需要を想定した配水シミュレーションを実施した。シミュレーションから以下のような結果が得られた。普通期に低温が到来する場合や深水期では、圃場ごとの取水時間帯を分散させることが配水管理にとって有効である。湛水直播栽培率24% であれば、湛水直播栽培における浅水管理と移植栽培における荒かき作業の期間が同一日に行われる場合、同時に取水できる圃場数の上限は、水稲作付け圃場数の2/3程度である。 |
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