作成年度 | 2014年度 |
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論文名 | 火山灰質地盤の液状化時における杭の水平地盤反力に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第738号 |
発表年月日 | 2014/11/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地地盤チーム | 江川 拓也(EGAWA Takuya) |
寒地地盤チーム | 山梨 高裕(YAMANASHI Takahiro) |
寒地地盤チーム | 福島 宏文(FUKUSHIMA Hirofumi) |
寒地地盤チーム | 冨澤 幸一(TOMISAWA Kouichi) |
抄録 |
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火山国である日本には火山噴出物が広域に堆積している。火山灰質土は特異な力学特性を示し、特に火山灰質粗粒土は、粒子破砕や溶結作用により砂質土とは異なる物理・力学特性を示す。また、火山灰質粗粒土地盤では、常時の杭の周面摩擦力や水平抵抗特性が砂質土地盤とは異なる。このため、地震時における地盤~杭基礎系の相互作用も砂質土とは異なることが考えられる。今後、構造物基礎の適確な耐震設計法を確立するためには、基礎周辺地盤の地震時の性状を適切に評価する必要がある。本報は、火山灰質地盤の液状化時における杭の水平地盤反力~変位関係を明らかにすることを目的に地盤の液状化強度比をパラメータとした遠心力模型実験結果から考察を行った。その結果、火山灰質地盤の液状化時における杭の水平地盤反力係数は、加振前の静的水平地盤反力係数が液状化強度比を同等とした砂地盤よりも小さいため、その低減度合いは砂地盤よりも小さかった。また、液状化強度比の異なりが水平地盤反力係数の低減度合いに鋭敏に反応するものと考えられた。 |
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