作成年度 | 2014年度 |
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論文名 | 既設杭の軟弱地盤および液状化地盤における耐震補強技術 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第59回地盤工学シンポジウム |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2014/11/27 ~ 2014/11/28 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地地盤チーム | 冨澤 幸一(Tomisawa Koichi) |
京都大学大学院 | 木村 亮(Kimura Makoto) |
抄録 |
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近年世界各国で大規模地震が多発しており, 日本では1995年兵庫県南部地震や2011年東北地方太平洋沖地震の被災教訓より, 公共構造物である新設橋梁には所要の耐震性の確保を求めている。その一方で全国には約70万の既設橋梁が存在するが, 深刻な損傷や劣化が生じている事例も少なくない。その対策として既設橋梁の上下部工については随時耐震補強が施されているが, 既設杭の補強対応は未整備である。これは主に既設杭に対する適正な健全性の診断法や補強技術が体系化されていないためと判断される。本論ではこれからの地盤工学の防災を展望する主旨より, 既設杭の耐震補強の必要性を診断フロー(案)を用いて精査した。それを踏まえ, 特に地震時に大変形が想定される軟弱地盤および液状化地盤中の既設杭に対して, 他の補強工法と差別化を図った固化改良体を併設する合理的耐震補強技術(コンポジットパイル工法)を研究開発した。本論では同工法の工学的有用性を代表的な大規模地震動による大型振動台実験から検証した。さらに, 今後の既設杭の耐震補強のあるべき方向性を考察した。 |
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