作成年度 | 2014年度 |
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論文名 | 北海道における農業用ダムを活用した小水力発電の採算性評価および経済波及効果 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第739号 |
発表年月日 | 2014/12/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水利基盤チーム | 大久保 天(OOKUBO Takashi) |
水利基盤チーム | 本村 由紀央(HONNMURA Yukio) |
水利基盤チーム | 中村 和正(NAKAMURA Kazumasa) |
抄録 |
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北海道における農業水利施設を活用した小水力発電は、非灌漑期に十分な発電用水を確保できないことから、採算性のよい事業展開が困難であると評価される場合が多い。しかし、農業用ダムにおける小水力発電の中には、比較的発電条件がよく採算性を確保できると推定される事例もみうけられる。それらの事例に関する実現性や経済効果を適正に評価して、小水力発電の検討実績を確実に積み上げていくことが、北海道における小水力発電普及につながる第一歩であると考えられる。そこで、本報告では、北海道における小水力発電の導入検討に際して参考となる具体的なモデル事例の提示を目的として、北海道オホーツク地域にある農業用ダムを活用した小水力発電モデルの事業採算性を評価するとともに、その試算諸元を用いて小水力発電導入に伴い誘発される経済波及効果を試算した。その結果、本小水力発電モデルでは、(1)発電原価が固定価格買取制度の調達価格を下回り、小水力発電の事業化が可能であること、(2)同モデルにおける発電事業は、その電力生産額以上の経済波及効果を地域にもたらすことが示唆された。 |
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