作成年度 | 2015年度 |
---|---|
論文名 | 天然材料を用いたヒ素・セレン対策に関する原位置カラム試験 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第50回地盤工学研究発表会 |
誌名(No./号数) | 第50回地盤工学研究発表会平成26年度発表講演集 |
発表年月日 | 2015/09/01 ~ 2015/09/03 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
防災地質チーム | 田本 修一(TAMOTO Shuichi) |
防災地質チーム | 倉橋 稔幸(KURAHASHI Toshiyuki) |
北海道大学大学院 | 五十嵐 敏文(IGARASHI Toshifumi) |
抄録 |
---|
自然由来のAs、Seを含む掘削ずりと現地で発生した河川掘削土を吸着層に用いた原位置カラム試験を実施した結果、本試験に用いた泥岩ずりでは、As、Seともに初期濃度は高い値を示すが、PVの増加とともに減少した。また、吸着層を含むケースでは、ずり層のみのケースと比較してAsの最大濃度およびCase3を除いたSeの初期濃度が低下し、Asでは吸着層による最大濃度の遅延効果が確認された。さらに、試験前後の粒度試験結果より乾湿の繰り返しにより細粒化しやすい泥岩ずりでは、pHが上昇し、As、Se溶出濃度の高い期間が継続することを明らかにした。 今後は、吸着層によるSeの濃度低減効果が得られなかったCase3の原因を解明し、Seへの吸着特性のある天然材料の条件を明らかにしていく予定である。 |
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 |