作成年度 | 2013年度 |
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論文名 | 堆肥混合土を用いたジオテキスタイル補強土壁の緑化 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 国際ジオシンセティクス学会日本支部 |
誌名(No./号数) | ジオシンセティックス技術情報 |
発表年月日 | 2014/03/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地地盤チーム | 佐藤 厚子(SATOU Atsuko) |
北見工業大学名誉教授 | 鈴木 輝之(SUZUKI Teruyuki) |
前田工繊株式会社地盤防災推進部 | 久保 哲也(KUBO Tetsuya ) |
寒地地盤チーム | 山梨 高裕(YAMANASHI Takahiro) |
抄録 |
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寒冷地では、ジオテキスタイルを用いた壁面緑化タイプの補強土壁(以降、本文ではジオテキスタイル補強土壁と称す)が凍上により変形する事例が報告されている1)。これまで、この変状を抑制する方法について検討した結果、凍上性の低い材料である礫により置換することの効果の大きいことがわかった2)。この成果を受けて、北海道開発局では、ジオテキスタイル補強土壁を施工する場合、多数アンカー式補強土工法、テールアルメ工法と同様に、壁面材背面に、フィルター層(凍上抑制層)を設けることとなった3)。一方、ジオテキスタイル補強土壁の特徴の一つとして、壁面緑化により自然環境に配慮した構造物となることがあげられる。しかし、凍上対策として礫材によりジオテキスタイル補強土壁を施工すると、礫材は、水分が少ない、栄養分がない、土壌として硬いなど植物の生育には適していない性質4)があるため、緑化が困難となる。そこで、礫材による盛土壁面を緑化する目的で、非凍上性である堆肥を礫材に混入することとした。これにより、盛土の緑化が期待でき、さらに凍上による変状の少ない環境に優しい施工ができる。 |
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