作成年度 | 2015年度 |
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論文名 | 灌漑用水路における大規模地震災害に備えた災害対応力強化対策の評価 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 農業農村工学会論文集 |
発表年月日 | 2015/05/15 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水利基盤チーム | 大久保 天(OOKUBO Takashi) |
北海道開発局 | 本村 由紀央(HOMMURA Yukio) |
水利基盤チーム | 中村 和正(NAKAMURA Kazumasa) |
抄録 |
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万一の大規模地震災害に備えて,基幹的な灌漑用水路施設における災害対応力を強化することが喫緊の課題である.本研究では,頭首工と開水路からなる典型的な灌漑用水路の施設管理を対象に,FTA手法を適用して,既存計画の災害対応が大規模地震時において遂行不能となる原因を明らかにして,その原因の発生を低減する対策の効果を評価した.その結果,震度6弱以下の震災であれば,既存計画の災害対応はほぼ支障なく遂行できることが分かった.しかし,震度6強~震度7の震災となれば,既存計画どおりの災害対応の遂行は困難となり,とくに震度7では,現状の施設管理において実施可能な対策を講じても,災害対応が遂行不能となる確率をほとんど低減できないことが示された.このことから,既存計画の災害対応の遂行に支障が生じた場合に備えた事業継続計画の必要性が示唆された. |
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