作成年度 | 2015年度 |
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論文名 | 自然由来重金属含有掘削ずりの汚染対策を施した道路盛土内の物質移行特性に関する考察 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第11回環境地盤工学シンポジウム |
誌名(No./号数) | 第11回環境地盤工学シンポジウム発表論文集 |
発表年月日 | 2015/07/06 ~ 2015/07/07 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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防災地質チーム | 田本 修一(TAMOTO Shuichi) |
防災地質チーム | 倉橋 稔幸(KURAHASHI Toshiyuki) |
抄録 |
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SO4とNaに着目しモニタリング実験結果と二次元移流分散解析結果とを比較し、吸着層のAs影響予測のトレーサーとしての適用性にについて考察を行った結果、以下の理由からSO4と比較して拡散性の高いNaが、Asの影響予測のトレーサーとして適用できるものと考えられた。はじめに、吸着層上部と下部のSO4とNaについて比較すると、SO4とNaともに吸着層下部の溶出濃度が低い値を示した。吸着層においてSO4は難溶性塩として共存イオンと共沈し、Naはハロイサイトに吸着するが、吸着層からのSO4とNaの漏出は、それぞれ飽和したことによるものと考えられた。これは、吸着層でAsが吸着される溶出挙動と類似していた。また、吸着層から漏出したSO4とNaでは、SO4と比較して陽イオン交換反応により拡散性の高いNaが、Asの影響予測を検証するトレーサーとしてより適しているものと考えられた。 今後は、より精度の高い影響予測を行うため、Naの吸着試験等を実施して解析を行う必要がある。 |
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