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発表 平成26年9月11日の支笏土石流による国道453号の被災概要と履歴分析

作成年度 2015年度
論文名 平成26年9月11日の支笏土石流による国道453号の被災概要と履歴分析
論文名(和訳)
論文副題
発表会 平成27年度日本地すべり学会北海道支部・北海道地すべり学会特別講演および研究発表会
誌名(No./号数) 平成27年度日本地すべり学会北海道支部・北海道地すべり学会特別講演および研究発表会予稿集
発表年月日 2015/05/07
所属研究室/機関名 著者名(英名)
防災地質チーム倉橋稔幸(Toshiyuki Kurahashi)
研究連携推進監藤浪武史(Takeshi Fujinami)
抄録
 本報告では、平成26年9月11日に国道453号の恵庭岳山麓で発生した土石流の発生・流下状況や国道の被害状況を述べるとともに,過去の災害における雨量や道路被害履歴と比較した。その結果、土石流はポロピナイ沢本流とその支流で限定的に発生した。土石流は崩壊面積に比べて流出土砂量が多いことから、土石流の発生形態として,豪雨により谷頭部に多量の降雨が供給され崩壊が起こり,崩壊土砂が表流水とともに一気に急斜面を流下し,渓床堆積物を巻き込んで,規模を増しながら流下したと考えられる。ポロピナイ沢では1971年以降に5回の土石流が発生した。特に1996年9月の土石流では今回の災害と雨の降り方が似ているほか,丸駒橋と湖水橋が桁下まで土砂が埋まるなど,国道の被害状況にも共通する点が多いことを示した。
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