国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 三層緩衝構造を設置したRC 製ロックシェッドの重錘落下衝撃実験に関する数値解析

作成年度 2015年度
論文名 三層緩衝構造を設置したRC 製ロックシェッドの重錘落下衝撃実験に関する数値解析
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報 第746号
発表年月日 2015/07/13
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地構造チーム今野 久志(KONNNO Hisashi)
寒地構造チーム西  弘明(NISHI Hiroaki)
室蘭工業大学大学院工学研究科工学研究科くらし環境系領域社会基盤ユニット講師栗橋 祐介(KURIHASHI Yusuke)
釧路工業高等専門学校校長岸 徳光(KISHI Norimitsu)
抄録
落石防護構造物の耐衝撃挙動データを取得することを目的に、実規模RC 製ロックシェッドを製作し、重錘落下衝撃実験を実施した。本研究は、スイス連邦工科大学チューリッヒ校との共同研究プロジェクトとして実施したものであり、緩衝材や重錘落下位置、入力エネルギーを変化させた数多くの実証実験を実施している。実験に使用した緩衝材は、我が国で一般的に使用されている敷砂と三層緩衝構造(以後、TLAS)、スイス連邦で一般的に使用されている砕石の3種類である。本報告は、実務設計を視野に入れ比較的簡便な三次元動的骨組解析を実規模RC 製ロックシェッドに対する性能照査型設計のための解析ツールの一つとして適用することを目的に、TLAS を用いた場合の実験結果に着目し、数値解析を実施して実験値との比較検討を行った。その結果、三次元動的骨組解析は衝撃力入力モデルの継続時間や載荷面積を適切に設定することにより実験結果を比較的精度よく再現可能であることから、緩衝材としてTLAS 用いた場合においてもロックシェッドの耐衝撃挙動の推定手法として十分適用可能であることが明らかとなった。
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