国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 岩石の暴露試験による積雪寒冷地域の微細土砂生成速度

作成年度 2015年度
論文名 岩石の暴露試験による積雪寒冷地域の微細土砂生成速度
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報 第750号
発表年月日 2015/11/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水環境保全チーム水垣 滋(MIZUGAKI Shigeru)
水環境保全チーム谷瀬 敦(TANISE Atsushi)
水環境保全チーム平井 康幸(YASUYUKI Hirai)
抄録
岩石の風化による微細土砂生産特性を明らかにするため、鵡川及び沙流川流域の異なる地質地域から採取した8種の岩石について21 ヶ月の暴露試験を行った。累積風化率(<2mm の生成率)は第三紀礫岩>蛇紋岩>赤色輝緑凝灰岩>付加体砂岩>泥質片岩>片麻岩>白亜紀泥岩>輝緑岩質岩の順であった。風化速度の季節変化は、凍結融解や乾湿繰り返し、融雪水や降水による洗脱など、異なる風化プロセスが卓越する3つのパターンに分類できた。風化生成物のうち微細土砂の生成速度(<63 µm、暴露時間197日)は、第三紀礫岩を除いて同オーダーの範囲にあった。風化によって生成された微細土砂は、岩種にかかわらず流域からの浮遊土砂流出に貢献しているものと推察された。
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