作成年度 | 2015年度 |
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論文名 | コンクリート開水路における凍害劣化の発生形態と非破壊調査法適用時の留意点 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第750号 |
発表年月日 | 2015/11/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水利基盤チーム | 石神 暁郎(ISHIGAMI Akio) |
北海道開発局旭川開発建設部土地改良情報対策官(前 水利基盤チーム) | 佐藤 智(SATO Satoshi) |
松江工業高等専門学校環境・建設工学科助教 | 周藤 将司(SUTO Masashi) |
鳥取大学農学部教授 | 緒方 英彦(OGATA Hidehiko) |
抄録 |
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積雪寒冷地に位置する農業水利施設において適時・適切な保全管理を行うためには、温暖な地域とは異なる診断技術と対策技術が必要となる。特に、その機能診断ではコンクリートの凍害に着目する必要がある。著者らは、コンクリート開水路の凍害診断技術の開発を進めており、凍害劣化機構の精査と凍害診断手法に関する検討を行っている。本研究では、北海道内に位置するコンクリート開水路の側壁よりブロック状に切断採取した試験体を用いて、凍害劣化を対象としたX 線CT 法による調査・分析を行った。その結果、得られたX 線CT 画像において多数のひび割れが可視化され、コンクリート中のモルタルに発生する微細ひび割れや側壁の部材厚の方向に表面と平行に発生する層状ひび割れなどの内部変状の発生形態が明らかとなった。さらに、これらの内部変状が各種非破壊調査法により得られる結果に与える影響について考察し、凍害劣化に対して非破壊調査法を適用する際の留意点を抽出した。 |
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