作成年度 | 2015年度 |
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論文名 | 河川津波発生時の樋門操作に関する数値解析的検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第752号 |
発表年月日 | 2016/01/04 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地河川チーム | 阿部 孝章(ABE Takaaki) |
北海道開発局帯広開発建設部帯広河川事務所工務課(前 技術開発調整監道東支所) | 佐藤 好茂(SATO Yoshishige) |
寒地河川チーム | 船木 淳悟(FUNAKI Jungo) |
北海道開発局旭川開発建設部旭川河川事務所所長(前 寒地河川チーム) | 柿沼 孝治(KAKINUMA Takaharu) |
北見工業大学社会環境工学科助教 | 吉川 泰弘(YOSHIKAWA Yasuhiro) |
抄録 |
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本報文は、河川津波発生時における弾力的な樋門ゲート運用により、外水及び内水の氾濫を抑制する手法を検討することを目的としている。まず著者らが用いた2次元モデルの妥当性を検証するため、1993年北海道南西沖地震の際に尻別川で発生した河川津波による浸水の再現計算に当該モデルを適用した。次に津波高、ゲート開度及び河川流量を様々に変化させた条件で津波遡上とそれに付随する浸水予測に対し用いた。ゲートの完全閉鎖は、特に出水時には堤内地側の浸水リスクを増加させうることが分かった。この問題を解決するため、新しい樋門操作法、すなわち、堤内排水を排除するために一部開放する操作法を提案した。対象河川の樋門ゲート周辺の数値実験を行い、この操作方法が一定程度氾濫を抑制する対策法として有効であることを示した。 |
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