作成年度 | 2015年度 |
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論文名 | 微生物による泥炭固化の可能性について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 北海道土木技術会土質基礎委員会報告集 |
誌名(No./号数) | 土質基礎に関する「新しい地盤改良工法」技術報告会 |
発表年月日 | 2016/02/05 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地地盤チーム | 佐藤 厚子(SATOU Atsuko) |
北海道大学 | 川﨑 了(KAWASAKI Satoru) |
富山県立大学 | 畠 俊郎(HATA Toshiro) |
寒地地盤チーム | 林 憲裕(HAYASHI Toshihiro) |
抄録 |
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北海道の平野部面積の6%の地盤には泥炭が分布しているため、建設工事において泥炭を扱うことがある。泥炭は、高有機質で軟弱な土質特性を有するため、道路や堤防などの構造物を支える力が非常に小さい。その対策として圧密を促進させる方法や固化材による地盤改良技術などがある。しかし、掘削工事により発生した泥炭を土木材料として利用することは極めて困難であり、その効率的な改良方法の開発が望まれている。一方、近年、微生物の代謝活動により発生する二酸化炭素を利用した固化技術の研究開発が国内外で進められている。この技術の泥炭への適用は、地盤改良による環境負荷の低減に資することから、筆者らは、微生物の持つウレアーゼ活性を利用した地盤の固化処理技術による泥炭の固化実験に取り組んできた。その結果、半年の養生で運搬可能な強度(50kN/m2)が得られた。また、泥炭固化の程度について、電気伝導度を指標として判断する方法を適用できる可能性があることがわかった。 |
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