シンボルマーク独立行政法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

 処理方法の異なる乳牛ふん尿スラリーを散布した採草用牧草地から発生する温室効果ガス揮散量

作成年度 2015年度
論文名 処理方法の異なる乳牛ふん尿スラリーを散布した採草用牧草地から発生する温室効果ガス揮散量
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報 第754号
発表年月日 2016/03/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
資源保全チーム中山 博敬(NAKAYAMA Hiroyuki)
寒地農業基盤研究グループ横濱 充宏(YOKOHAMA Mitsuhiro)
資源保全チーム桑原 淳(KUWABARA Jun)
抄録
液状の乳牛ふん尿スラリーは、バイオガスプラントで嫌気発酵処理されて消化液になるか、肥培かんがい施設で曝気処理されて曝気処理液となり、それぞれ液肥として圃場に散布される。本研究では草地における温室効果ガス揮散量の低減に向けた検討データを得るため、処理方法の異なる乳牛ふん尿スラリーを採草用牧草地表面へ散布した場合の温室効果ガス揮散量を測定した。試験区は合計6試験区とし、処理区として発酵処理前の原料液区、曝気処理液区、異なる3つのバイオガスプラントからそれぞれ採取した消化液区を設け、対照区として化学肥料区を設けた。測定したガス揮散量は、二酸化炭素揮散量(以下、CO2フラックスと表記)、メタン揮散量(以下、CH4フラックスと表記)および一酸化二窒素揮散量(以下、N2O フラックスと表記)である。なお、CO2フラックスはすべての試験区で測定し、CH4フラックスおよびN2O フラックスは消化液を散布した区のうちの1試験区、曝気処理液区および化学肥料区の合計3試験区で測定した。測定期間は2013年4月19日から11月17日、2014年5月4日から11月16日である。結果、CO2フラックスは2013年では化学肥料区に対して、曝気処理液区および3種類の消化液を散布したすべての消化液区で大きい値を示し、統計学的に有意な差が認められた。また2014年では化学肥料区に対して、原料液区、曝気処理液区および3種類の消化液を散布したすべての消化液区でCO2フラックスが大きい値を示し、有意な差が認められた。CH4フラックスは試験区間の有意な差は認められなかった。N2O フラックスは2013年の消化液区において化学肥料区よりも大きい値を示し、また2014年の曝気処理液区において化学肥料区よりも大きい値を示し、両年とも有意な差が認められた。
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

Copyright (C) 2006 Independent Administrative Institution Civil Engineering Research Institute for Cold Region.