作成年度 | 2016年度 |
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論文名 | 灌漑用水路施設における大規模地震時の災害対応行動を阻害するリスクの特定と対策効果の評価 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第758号 |
発表年月日 | 2016/07/11 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水利基盤チーム | 大久保 天(OHKUBO Takashi) |
水利基盤チーム | 立石 信次(TATEISHI Shinji) |
水利基盤チーム | 中村 和正(NAKAMURA Kazumasa) |
抄録 |
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万一の大規模地震に備えて、基幹的な灌漑用水路施設における災害対応力を強化することが急務で ある。本研究では、頭首工と開水路からなる典型的な灌漑用水路施設を対象に、FTA 手法を適用して、 大規模地震発生後の初動から取水ゲート閉鎖に至るまでの災害対応が遂行不能になる原因を特定する とともに、その原因に対して施設管理者が経費をかけずに実施できる対策の効果を評価した。その結 果、震度6強以下の震災に対しては一定の対策効果が期待でき、従来の災害対応がおおむね計画どお りに遂行できることが分かった。しかし、震度7の震災となれば、対策の効果は限定的なものとなり、 災害対応の遂行は依然として困難であることが示された。このことは、取水ゲートが閉鎖できない場 合に備えた計画策定の必要性を示唆するものである。 |
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