作成年度 | 2016年度 |
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論文名 | 地下灌漑を伴う泥炭水田輪作圃場における土壌養分制御技術に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 「けんせつ国土」第75号 |
発表年月日 | 2016/09/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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資源保全チーム | 大友 秀文(OOTOMO Hidefumi) |
資源保全チーム | 大深 正徳(OOFUKA Mashanori) |
資源保全チーム | 清水 真理子(SHIMIZU Mariko) |
抄録 |
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北海道は、道南、道央、道北南部において水稲作を中核とした営農が行われており、国内最大の食料供給を担っている。しかし、近年農家数の激減により、1戸あたり30ha以上の大規模経営への変革が必須となってきている。このため、大規模経営化のための農地の大区画化・汎用化や水管理の省力化を実現する必要があり、国営事業等により農地の大区画化と併せて地下灌漑システムの導入が進められている。地下灌漑は、排水を目的として埋設される暗渠に給水の機能を兼用させ、地下水位を上昇させて作物の根へ水分を直接供給する手法であり、水稲作では水管理の省力化、畑作では干ばつ被害の防止が主たる利用方法となっている。一方、水稲作では、良食味米の生産が消費者から求められており、コメの粘り、硬さに影響を与えるタンパク含有量を抑える栽培技術が必要となっている。特に、泥炭地の水田での良食味米の生産では、土壌から水稲に供給される窒素が多く、低タンパク米の生産を難しくしている。そこで、資源保全チームでは、地下灌漑システムを活用して土壌中の窒素を洗脱することによる米の低タンパク化に対する有効性を確認するため室内試験を行ったので紹介する。 |
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