作成年度 | 2016年度 |
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論文名 | 建設後74年目における初代十勝大橋コンクリートの物理化学的性状 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第760号 |
発表年月日 | 2016/09/12 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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耐寒材料チーム | 吉田 行(YOSHIDA Susumu) |
耐寒材料チーム | 嶋田 久俊(SHIMADA Hisatoshi) |
北海道開発局事業振興部技術管理課技術管理企画官(前 耐寒材料チーム) | 島多 昭典(SHIMATA Akinori) |
抄録 |
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実環境下におけるコンクリートの長期的な耐久性を評価するために、初代十勝大橋コンクリートの 建設後200年にわたる長期暴露試験を実施している。本論文では、建設後74年(暴露19年)までに実施 してきたコンクリートの各試験結果から、現時点におけるコンクリートの物理化学的性状を評価した。 その結果、コンクリートの中性化は暴露試験開始以降ほとんど進行していないが、試験体の一部で 圧縮強度や超音波伝播速度の低下がみられ、暴露試験体上部にみられた劣化形態から凍害の可能性が 示唆された。また、分析試験の結果から、暴露箇所により炭酸化が異なり、コンクリートの含水率が 影響している可能性が示唆された。さらに、未水和セメントの存在や、水和反応およびコンクリート の炭酸化によると考えられる細孔構造の変化を確認した。 |
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