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発表 火山岩類トンネルにおける時間依存性変状の発生メカニズムと全岩化学組成による評価

作成年度 2016年度
論文名 火山岩類トンネルにおける時間依存性変状の発生メカニズムと全岩化学組成による評価
論文名(和訳)
論文副題
発表会 日本応用地質学会平成28年度研究発表会
誌名(No./号数) 日本応用地質学会平成28年度研究発表会講演論文集
発表年月日 2016/10/26 ~ 2016/10/27
所属研究室/機関名 著者名(英名)
防災地質チーム山崎 秀策(YAMAZAKI Syuushaku)
防災地質チーム岡﨑 健治(OKAZAKI Kenji)
防災地質チーム倉橋 稔幸(KURAHASHI Toshiyuki)
地質研究監伊東 佳彦(ITOU Yoshihiko)
抄録
時間依存性を有するトンネル変状は、事前調査で検出されない想定外の地質問題であ り、施工・維持管理において解決すべき課題である。時間依存性変状の事前評価手法 の提案を目的として、切羽通過から約2ヶ月の時点で盤膨れが発生し、縫返し対策が 実施された北海道の国道トンネルを対象に、採取された先進ボーリングコア試料の薄 片観察、鉱物同定、全岩化学組成分析を実施した。地山は中新世後期の安山岩質溶 岩・火山砕屑岩から構成され、全体に膨張性粘土鉱物・硫化鉱物を伴う熱水変質を 被っている。時間依存性変状の発生は、掘削に伴う硫化鉱物の酸化と酸性水による炭 酸塩鉱物の溶脱で岩石組織が脆弱化したため、膨張性粘土鉱物の膨張が局所的に発生 したためと推察された。本発表では、将来的な変状発生箇所の評価手法として、コア 試料の全岩化学組成による風化・変質指標の有効性を考察する。
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