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 北海道の北部および南西部における陸域から河川への栄養塩の流出特性について

作成年度 2016年度
論文名 北海道の北部および南西部における陸域から河川への栄養塩の流出特性について
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報 第762号
発表年月日 2016/11/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
資源保全チーム桑原 淳(KUWABARA Jun)
寒地農業基盤研究グループ横濱 充宏(YOKOHAMA Mitsuhiro)
北海道開発局札幌開発建設部札幌北農業事務所(前 資源保全チーム)鎌田 洋志(KAMADA Hiroshi)
抄録
流域内に農地や泥炭土が分布している声問川、増幌川と河口沿岸域で磯焼けの見られる朱太川、天 野川において流量観測および水質調査を行った。結果、同じ比流量であっても声問川、増幌川では、 全有機態炭素、全窒素および全リンの比負荷量が大きかった。比負荷量に違いが見られたのは、流域 内の土地利用状況や土壌分布状況の違いによるものと推察された。農地流域では、流域内に森林しか 含まない自然流域と同程度以上のフルボ酸鉄が流出していた。また、自然流域で泥炭土が分布する河 川からもフルボ酸鉄の流出が確認され、泥炭土からのフルボ酸鉄の供給があると考えられた。フルボ 酸鉄の濃度は特に平水時において声問川および増幌川で高い値となった。最下流地点における声問川 の平水時でのフルボ酸鉄の流出量は、朱太川の2倍、天野川の12倍であった。
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