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発表 重金属を吸収する植物による排水の浄化実験

作成年度 2016年度
論文名 重金属を吸収する植物による排水の浄化実験
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第53回環境工学研究フォーラム
誌名(No./号数) 土木学会論文集G(環境)
発表年月日 2016/12/06 ~ 2016/12/08
所属研究室/機関名 著者名(英名)
防災地質チーム岡﨑 健治(OKAZAKI Kenji)
防災地質チーム山崎 秀策(YAMAZAKI Syuusaku)
防災地質チーム倉橋 稔幸(KURAHASHI Toshiyuki)
愛媛大学大学院理工学研究科榊原 正幸(SAKAKIBARA Masayuki)
抄録
重金属等を吸収する植物を用いて,セレンを含むトンネル掘削ズリからの浸出水,ヒ素を含む河川水の浄化実験を行った.浸出水の実験では,現場の貯水槽へ植物を浮かべ,浸出水のセレン濃度と植物のセレン含有量の経時変化を測定した.河川水の実験では,植物を敷設した人工水路へ2日間で300 L流入させ,流出後のヒ素濃度,植物のヒ素含有量及び流出水量を測定した.実験の結果,貯水槽の浸出水のセレン濃度は0.039 mg/Lから90日で0.002 mg/Lに減少,植物のセレン含有量は7.2 mg/kgに増加した.河川水のヒ素濃度は200 L流下後に初期値の約60 %,ヒ素含有量は4.16 mg/kgに増加した.また,流出量は,平均気温に応じて流入量の41~64 %に低減し,人工水路で蒸発散させる効果を確認した.
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