作成年度 | 2016年度 |
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論文名 | 岩石の長期的劣化を考慮した室内試験 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第14回岩の力学国内シンポジウム |
誌名(No./号数) | 第14回岩の力学国内シンポジウム講演集 |
発表年月日 | 2017/01/10 ~ 2017/01/11 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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株式会社フジタ | 丹羽 廣海(NIWA Hiroumi) |
株式会社フジタ | 村山 秀幸(MURAYAMA Hideyuki) |
防災地質チーム | 岡﨑 健治(OKAZAKI Kenji) |
防災地質チーム | 山崎 秀策(YAMAZAKI Syuusaku) |
防災地質チーム | 倉橋 稔幸(KURAHASHI Toshiyuki) |
地質研究監 | 伊東 佳彦(ITO Yoshihiko) |
抄録 |
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山岳トンネルでは,地質の長期的な劣化により路盤隆起等が供用中に顕在化する時間依存性変状事例が報告されている.時間依存性変状に対する地質の健全性診断には弾性波速度が評価指標として有効と考えられ,トンネル完成後の初期の段階と,点検時などに弾性波速度を現場で測定しその変化を追跡することにより,現状のトンネル周辺岩石の劣化の程度を把握することが可能になる.このとき,あらかじめ室内実験等で対象岩石の劣化の進行にともなう弾性波速度の経時変化の傾向を把握しておけば,現場で測定される弾性波速度が現状でどの程度のレベルにあるのかを評価することができると考えられる.時間依存性変状が発生したトンネルを対象に,ボーリングコアの乾湿繰り返しにともなう弾性波速度の測定および,屈折法弾性波探査を実施した.ボーリングコアの弾性波速度の変化から岩石の劣化状態を把握するためには,含水状態に応じて整理することが有効であることがわかった.また,屈折法弾性波探査で測定した弾性波速度から求めたせん断弾性係数は,室内実験の結果とおおむね整合する結果が得られた. |
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