作成年度 | 2016年度 |
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論文名 | 変状したジオテキスタイル補強土壁に関する調査事例 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第57回地盤工学会北海道支部技術報告会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 2017/02/03 ~ 2017/02/04 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地地盤チーム | 橋本 聖(HASHIMOTO Hijiri) |
北見工業大学 | 川尻 峻三(KAWAJIRI Shunzou) |
北見工業大学 | 川口 貴之(KAWAGUCHI Takayuki) |
寒地地盤チーム | 林 憲裕(HAYASHI Toshihiro) |
寒地地盤チーム | 林 宏親(HAYASHI Hirochika) |
抄録 |
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本報では,変状が生じた補強土壁について,施工時の履歴や盛土の品質管理記録,用いられた盛土材の物理特性,ボーリングコア,施工後の降雨や地下水位の履歴,補強領域の沈下の経時変化から変状要因とそのメカニズムを考察した.その結果,当該補強土壁の施工箇所は降雨や融雪水が補強土壁に流入する浅い沢地形上であり,補強土壁の支持層が透水性の低い風化頁岩であることから,補強土壁より標高が高い位置の降雨等が風化頁岩上層の地山内に浸透し,補強領域内の飽和度が上昇しやすい環境にあった.その結果,大量の降雨時には補強領域の上層部まで飽和度が上昇する状態となり,ジオグリッドと盛土材のインターロッキング効果が低下,すなわち,補強材の摩擦抵抗の低下によって内的あるいは外的安定が損なわれ,壁パネルの水平変位が卓越し,それに伴って補強領域の盛土の沈下が進行したと推察された. |
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