作成年度 | 2016年度 |
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論文名 | シラン系表面含浸材の含浸深さを非破壊で管理する技術の開発に向けての基礎的研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第765号 |
発表年月日 | 2017/02/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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耐寒材料チーム | 遠藤 裕丈(ENDOH Hirotake) |
耐寒材料チーム | 安中 新太郎(YASUNAKA Shintaro) |
鹿島技術研究所土木構造グループ上席研究員 | 林 大介(HAYASHI Daisuke) |
鹿島技術研究所土木構造グループ研究員 | 室野井 敏之(MURONOI Toshiyuki) |
抄録 |
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シラン系表面含浸材は、水や塩化物イオンの侵入を抑制する機能をコンクリート表層へ付与する浸 透性の保護材である。施工性、経済性、安全性に優れるコンクリートの耐久性向上技術として、近年、 施工実績が増加している。高い効果を得るには、適切な材料を選定するとともに、施工の際はコンク リート表面から深く含浸させ、厚い吸水防止層を形成させる必要がある。しかし、実施工で管理され るのは主に塗布量で、コンクリート部材における含浸深さは直接的に管理されていない。含浸深さは 施工後、部材からコアを採取し、コアに水を噴霧することで把握できるものの、効率的な管理方法と は言い難い。本研究では、コンクリート表面にシラン系表面含浸材を塗布すると、深さ方向に加え、 表面水平方向へも含浸する特徴に着目し、水平方向への含浸距離を外観検査することにより、大凡の 含浸深さを非破壊で簡易に管理する技術の開発に向け、種々の実験を行った。技術の確立に向けて改 良すべき余地はまだ残るものの、実用的な管理手法となり得る知見を得た。 |
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