作成年度 | 2016年度 |
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論文名 | 河床勾配変化が浸食地形に与える影響 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第61回水工学講演会 |
誌名(No./号数) | 土木学会論文集B1(水工学) |
発表年月日 | 2017/03/14 ~ 2017/03/17 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水工リサーチ | サムナー(圭希) |
寒地河川チーム | 井上 卓也(INOUE Takuya) |
北海道大学 | 清水(康行) |
抄録 |
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河川のショートカットは,洪水時の流下能力を向上させ氾濫を軽減する効果がある.一方で,人為的な河床勾配の変化は河床を急激に低下させ,時にキャニオン地形を形成させることもある.現在,多くの河川では床止工などを設置して河床低下対策を行い河床安定を図っている.しかし,河床勾配の変化によってどのようなプロセスを得て河床が低下しキャニオン地形を形成したのかについては時代が古いこともありほとんど記録が残っていない.本研究では,人為的に河床勾配が変化した場合において,砂礫床と泥炭床の河床変動過程の相違を把握するため数値計算を行い検証した.結果,砂礫床の場合河床勾配の変化は計算開始すぐに平坦化され一定勾配に近づいた.一方,泥炭床においては泥炭露出箇所の浸食が進行し,勾配変化点は周期的ステップ地形を形成しながら上流移動した.また,実際にキャニオン地形が出現した夕張川下流の再現計算を行なった結果,泥炭床の浸食によるキャニオン地形が形成され,上流へ浸食しながら移動する過程をある程度再現することができた. |
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