作成年度 | 2017年度 |
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論文名 | 水の供給による表面被覆材の剥がれ防止に向けて |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 道路構造物ジャーナルネット |
発表年月日 | 2017/05/15 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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耐寒材料チーム | 遠藤 裕丈(ENDOH Hirotake) |
抄録 |
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コンクリート構造物の長寿命化の必要性に鑑み、近年、代表的な劣化因子である水や塩化物イオンの侵入抑制が期待される種々の表面保護工法が広く適用されている。波浪時に水圧、砂利による摩耗、大きな玉石による衝撃を受けやすい寒冷地沿岸部の道路橋の橋台では、ウレタン製表面被覆材の施工事例もある。水や塩化物イオンの侵入抑制効果に加えて、弾力性に富み、伸び性能も高く、部材の形状が複雑でも施工できる長所を有している。一方で、表面被覆材の損傷事例も確認されている。厳格な品質管理のもとで製造され、各種の基準値を満足する製品が採用されているため、表面被覆材の素材の欠陥が問題視されるケースは極めて稀です。大抵、議論されるのは、設計や施工後の環境についてで、特にウレタン製の表面被覆材とコンクリートとの付着強度を低下させる要因の一つに水があげられる。しかし、実際の現場で求められる合理的かつ実用的な施工方法、表面被覆材の損傷に及ぼす施工後の環境の影響に関する知見などについては不明な点が多く、著者もその答えを求め、北海道開発局の協力を得ながら調査・研究を行っている。本稿は、その一例を紹介するものである。 |
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