作成年度 | 2017年度 |
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論文名 | 炭素・窒素安定同位体比を用いた亜寒帯沿岸浅海域の低次生物生産への河川影響評価 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第42回 海洋開発シンポジウム(2017) |
誌名(No./号数) | 「土木学会論文集B3(海洋開発)」特集号 |
発表年月日 | 2017/06/26 ~ 2017/06/27 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水産土木チーム | 梶原 瑠美子(KAJIHARA Rumiko) |
北海道大学大学院 | 菅夏海(SUGA Natsumi) |
熊本県立大学 | 小森田智大(KOMORITA Tomohiro) |
(有)シーベック | 柴沼成一郞(SHIBANUMA Seiichiro) |
(株)西村組 | 山田俊郎(YAMADA Toshiro) |
水産土木チーム | 大橋正臣(OHASHI Masami) |
北海道大学大学院 | 門谷茂(MONTANI Shigeru) |
抄録 |
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本研究は,持続可能な沿岸浅海域利用のために,様々な環境因子とともに炭素・窒素安定同位体比を用い,人的影響が限られた淡水影響強度(河川流入の有無)が異なり,富栄養状態にはない2つの汽水湖を比較することにより,河川流入が沿岸浅海域の低次生物生産過程に与える影響を評価することを目的とした.調査の結果,両湖とも湖内での基礎生産が重要であり,淡水影響が弱い火散布沼では間隙水中栄養塩,淡水影響が強い厚岸湖では間隙水と水柱の栄養塩を利用する底生基礎生産者が卓越することが示された.また,カキやアサリは双方の湖沼で卓越した底生微細藻類を摂餌していた.そのため,淡水の影響度の強弱に応じて,底生生態系の中でも異なる栄養塩源を有する低次生物生産過程が発達することが示唆された. |
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