作成年度 | 2017年度 |
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論文名 | 画像解析の河川管理施設の広範囲自動監視への適用 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第770号 |
発表年月日 | 2017/07/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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北海道開発局事業振興部防災課防災企画官 | 岡部 博一(OKABE Hirokazu) |
寒地河川チーム | 矢部 浩規(YABE Hiroki) |
北海道開発局帯広開発建設部施設整備課 | 田所 登(TADOKORO Noboru) |
抄録 |
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本検討は、長い延長に亘る河川の監視について、既に施設網が整備されているCCTVを活用し、画像解析技術を適用することで、最小限の設備投資により効果的な堤防の監視の実現を目指すものである。河川は、堤防天端の道路利用などにより、人や車などの往来等堤防に関係のないものが頻繁に画像に映り込むほか、取得画像は日射の強弱、積雪等様々な状況変化の影響を受ける。このため、画像解析技術を河川堤防等の河川の監視技術に適用するには、既存技術を踏まえつつも一定の技術的な試行、検討が必要となる。 実河川を想定した植生の繁茂した盛土に変状を与え、その状況を既設CCTVカメラで撮影し、その画像解析を行うことで適用性を検討した。その結果、草丈が長い状況下で変状を検知できない場合や堤防の変状ではない融雪による路面の変状を捉えてしまうなどの課題があった。一方で、植生が適切に管理されている堤防などの条件では、人の往来等による誤検知を避けつつ、十分その変状検知が可能であることを実証した。 |
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