作成年度 | 2017年度 |
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論文名 | 2016年台風10号に伴う豪雨による日勝峠周辺の土砂災害-斜面災害と地形- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 日本応用地質学会平成29年度研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成29年度研究発表会講演論文集 |
発表年月日 | 2017/10/12 ~ 2017/10/13 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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防災地質チーム | 倉橋 稔幸(Toshiyuki Kurahashi) |
地質研究監 | 伊東 佳彦(Yoshihiko Ito) |
防災地質チーム | 角田 富士夫(Fujio Tsunoda) |
防災地質チーム | 山崎 秀策(Shusaku Yamazaki) |
防災地質チーム | 日外 勝仁(Katsuhito Agui) |
防災地質チーム | 吉野 恒平(Kohei Yoshino) |
抄録 |
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本報告では,国道274号日勝峠の周氷河斜面を地形判読から山腹岩屑斜面と山麓緩斜面に地形面区分し,現地調査の結果と併せて,斜面災害形態と要因を分析した.その結果,周氷河斜面の山腹岩屑斜面では切土のり面崩壊・盛土のり面崩壊が多いこと,侵蝕谷では谷壁に表層崩壊が認められたほか,国道との交差部で土石流等による土砂流出や谷埋め盛土ののり面崩壊が多いことが分かった.また,現地調査結果から周氷河斜面堆積物やまさ土を基盤とした,のり面・斜面が表面水や浸透水により崩壊したと推定された.ただし,周氷河堆積物の層厚や基盤岩の風化程度や岩種は各所で異なるので,今後は露頭調査やボーリング調査等により周氷河堆積物の層相や物性を明らかにし,斜面の安定性を考察する必要がある. |
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