作成年度 | 2017年度 |
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論文名 | バッチ試験による天然材料のヒ素・ホウ素の吸着性に関する一考察 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第12回環境地盤工学シンポジウム |
誌名(No./号数) | 第12回環境地盤工学シンポジウム発表論文集 |
発表年月日 | 2017/09/25 ~ 2017/09/26 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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防災地質チーム | 田本 修一(TAMOTO Shuichi) |
防災地質チーム | 倉橋 稔幸(KURAHASHI Toshiyuki) |
抄録 |
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ヒ素・ホウ素を含む泥岩ずりに蒸留水と脱気水で溶出させた溶液を用いて天然材料のバッチ吸着試験を実施した結果,天然材料へのAsとBの吸着量は,天然材料に含まれるアロフェン含有量や非晶質鉄鉱物含有量によって規定されることがわかった。また,本試験に用いた天然材料は,酸化還元電位が低下すると,AsとBの吸着性能が低下することがわかった。これは,酸化還元電位の低下にともないアロフェンや非晶質鉄鉱物が分散溶解し,天然材料に含まれるアロフェンや非晶質鉄鉱物の含有量が低下したため,ヒ素とホウ素の吸着量が低下したと考えられた。 今後は,酸化還元電位がさらに低い環境下で天然材料のAsやBの吸着性能について検討を行う予定である。 |
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