作成年度 | 2018年度 |
---|---|
論文名 | 干渉SARによる積雪下の地すべり変動解析 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 地盤工学会 |
誌名(No./号数) | 地盤工学会誌 |
発表年月日 | 2018/04/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
防災地質チーム | 角田 富士夫(TUNODA Fujio) |
防災地質チーム | 日外 勝仁(AGUI Katsuhiko) |
防災地質チーム | 倉橋 稔幸(KURAHASHI Toshiyuki) |
抄録 |
---|
地すべりの地表変動を把握する手法として、衛星を利用する干渉SAR解析が有効である。しかしながら、地表に積雪がある場合には、干渉SAR解析が困難となるため融雪期の地すべり変動を検出できるかどうか、これまで定かではなかった。この要因の一つとして、Lバンドマイクロ波は積雪層に侵入する場合に、大気と雪の比誘電率が違うため積雪表層で屈折し、積雪層内で振幅が減衰し速度も減少し、位相に遅延を生じることが挙げられる。そこで本稿では、 コヒーレンス解析値による干渉性を見極める方法を述べ、Lバンドマイクロ波が雪を透過した条件の上で、積雪位相遅延を補正し、融雪期干渉SAR解析を実施した結果を述べる。結果として積雪下の地すべり変動範囲や変動量を付加的に検出できることがわかった。また、現地に観測点を置くよりも効率的で広域な変動調査が可能となる。 |
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 |