作成年度 | 2017年度 |
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論文名 | コンクリートの凍害に及ぼす凍結防止剤の散布形態の影響に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第776号 |
発表年月日 | 2018/01/04 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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耐寒材料チーム | 遠藤 裕丈(ENDOH Hirotake) |
耐寒材料チーム | 安中 新太郎(YASUNAKA Shintaro) |
抄録 |
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コンクリート構造物を合理的に維持管理するため、ライフサイクルコストが最小となるよう最適な補修スケジュールの策定、対策箇所の優先順位付けを行うには、劣化予測技術が必要となる。一方、寒冷地で見られるコンクリートの主な劣化である凍害は、塩化物が作用する環境下で進行しやすいことが知られている。凍害の進行は凍結防止剤の散布量や散布方法と関係があると考えられるが、具体的な因果関係は不明な点が多い。そこで、コンクリートの凍害予測技術の開発に向け、凍結防止剤の散布形態が凍害の進行に及ぼす影響を調べる基礎実験を行った。スケーリングに及ぼす散布の影響は、単に散布回数だけでは説明できず、散布回数の増減に伴う融雪水の塩分濃度の変化や、塩分濃度の高い融雪水がコンクリート表面に接する機会等を総合的に考慮した上で予測を行う必要があることがわかった。相対動弾性係数については、AE剤の使用の有無が重要な評価指標であり、AE剤が使用されていない可能性のある、供用年数が長い部材は散布の影響を受ける可能性が高く、適切な予測が必要となることが示された。 |
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