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論文投稿 30年経過した深層混合処理改良体の強度特性

作成年度 2017年度
論文名 30年経過した深層混合処理改良体の強度特性
論文名(和訳)
論文副題
発表会 日本材料学会
誌名(No./号数)
発表年月日 2018/01/01 ~ 2018/01/31
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地地盤チーム橋本 聖(HASHIMOTO Hijiri)
寒地地盤チーム山梨 高裕(YAMANASHI Takahiro)
寒地地盤チーム林 宏親(HAYASHI Hirochika)
北見工業大学川口 貴之(KAWAGUCHI Takayuki)
北見工業大学川尻 峻三(KAWAJIRI Shunzo)
北見工業大学山下 聡(YAMASHITA Satoshi)
抄録
本調査は改良体の長期強度特性および改良体表面部の劣化状況を把握するために,DJM工法で施工され30年経過した改良体を対象に強度試験,針貫入試験などを実施したものである.本調査によって得られた知見を以下に示す.①改良体の物理特性には,経時的な変化はほとんど見られなかったが,改良体中心部の強度は施工後30年経過しても増加傾向にあった. ②針貫入試験の結果,改良体周辺から30mm程度の範囲を除いて,強度は改良体中心部から改良体周辺に向かって増加傾向にあることがわかった.また,改良体周辺では強度低下が生じているが,周辺から5mm貫入した位置の推定強度は設計基準強度を大きく上回っていた.③本現場の劣化領域は,経過時間の平方根に比例するとされる劣化領域(√30(年)≒55mm)より遙かに小さかった.この理由として,改良体に内在するセメント 添加量が多いために,カルシウムの絶対量も大きく,カルシウムの溶出による影響が限定的であったと考えられる.④改良体および改良体周辺地盤のpHはそれぞれ11.5と8程度であり,改良体周辺へのカルシウム分の溶出は限定的であると推察される.
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