作成年度 | 2018年度 |
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論文名 | 人工水路を用いた植物による重金属類を含む浸出水の濃度低下と蒸発散 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第24回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会 |
誌名(No./号数) | 第24回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会講演集CD |
発表年月日 | 2018/10/30 ~ 2018/11/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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防災地質チーム | 岡﨑 健治(OKAZAKI Kenji) |
防災地質チーム | 倉橋 稔幸(KURAHASHI Toshiyuki) |
防災地質チーム | 山崎 秀策(YAMAZAKI Shusaku) |
愛媛大学 | 榊原 正幸(SAKAKIBARA Masayuki) |
抄録 |
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土木事業における土配計画では、掘削土や岩石を一時的に仮置きする場合があり、仮置き期間中の降雨等に応じて、環境基準値以上に重金属等を含む浸出水が発生することがある。「建設工事における自然由来重金属等含有岩石・土壌への対応マニュアル(暫定版)」では、地下水等の摂取による影響を防止する対策のひとつとして「浸出水処理」を示している。この方法は、仮置きした掘削土や岩石から重金属等が浸出した後、その掘削土や岩石を再利用する方法として示されているが、浸出水に基準値以上の重金属等が含まれる場合、周辺環境の保護や処理コストの観点から適切な試験と評価が求められる。これまで筆者らは、セレンを含む浸出水を浄化するため、重金属等を吸収する植物であるカヤツリグサ科マツバイを貯水タンク内に浮かべた状態での実験を行い、浸出水中のセレン濃度を低減させた。本稿では、ヒ素を含む河川水をマツバイの敷設した人工水路へ流入させて、その際の流出水のヒ素の濃度変化を調べるとともに、流入量と流出量との収支をもとに、人工水路とマツバイからの試験水自体の蒸発散量を調べたので、その結果について述べる。 |
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