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発表 2016年北海道豪雨時および2017年融雪期の網走湖における塩水挙動の現地観測

作成年度 2018年度
論文名 2016年北海道豪雨時および2017年融雪期の網走湖における塩水挙動の現地観測
論文名(和訳)
論文副題
発表会 水工学講演会
誌名(No./号数) 土木学会論文集(水工学)
発表年月日 2018/11/18 ~ 2018/11/20
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水環境保全チーム杉原 幸樹(SUGIHARA Kouki)
水環境保全チーム新目 竜一(SHIMME Ryuichi)
抄録
網走湖において既往最大水位を更新した2016年の北海道豪雨時および2017年の融雪期に連続観測を行った.塩分,溶存酸素(DO),濁度,3次元流速を1時間間隔で観測した.豪雨洪水時の観測結果から,湖水容量の2倍以上の流入があっても塩水が残存することが明らかとなった.さらに流出口では塩分が検出されず,DOが低下すること,湖心付近では塩淡境界が低下して塩分が流出する挙動が確認された.湖内に流入した淡水量と流出した塩水量から塩水が50倍ほどに希釈されるため,ほぼ塩分が検出されないこと,一方で塩水層に含有される硫化水素が残存するためDOが消費されることが分かった.流出塩水量を検討した結果,洪水イベントの総流入量と塩淡境界標高の変化量に相関関係があり,簡易推定が可能となった.
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