作成年度 | 2018年度 |
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論文名 | 圃場整備に伴う大区画水田の土壌物理性の変化 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第784号 |
発表年月日 | 2018/09/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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資源保全チーム | 桑原 淳(KUWABARA Jun) |
北海道開発局帯広開発建設部技術検査官 | 大友 秀文(OTOMO Hidefumi) |
資源保全チーム | 横川 仁伸(YOKOKAWA Hironobu) |
抄録 |
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表土の下の基盤に泥炭土が堆積する3筆の大区画水田圃場において、施工機械による土壌の練り返 し等の影響を明らかにするため、施工に伴う土壌物理性の変化について調査した。全ての調査圃場 で、施工開始時の表土の含水比は液性限界未満であり、この含水比での表土はぎと表土戻しの作業で は、表土の土壌物理性が大きく悪化することはなかった。表土戻し後の粘性土の客土により表土の飽 和透水係数が低下した圃場では、施工後1年間の営農作業を経ても土壌の排水性は改善しておらず、 施工時の土壌物理性の悪化を抑制することが重要であるといえる。また、基盤の泥炭土の均平作業の 内、切土から押土を経て敷き均しまでの作業を湿地ブルドーザで行った圃場では、敷き均し後には盛 土区域の基盤の泥炭土表層のコーン指数が0.2MPa程度か、超湿地ブルドーザの走行が難しい0.2MPa 以下にまで低下していた。このことから、泥炭土基盤で、敷き均しまでの作業を湿地ブルドーザによ り行う場合、その後の盛土区域の整地作業は、超湿地ブルドーザかさらに接地圧の小さい超々湿地ブ ルドーザにより行うことが望ましいと考えられる。 |
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